百名山ピークハント Vol. 6

登山写真家・穂高が「日本百名山」をひとつずつ攻略する、「百名山ピークハント」シリーズ。その第6弾となる本書には、26座目から30座目までの5座を収録している。

・1年前に雨で登れなかった甲斐駒ヶ岳(南アルプスの北端)では、最高のロケーションの山小屋で星空と標高が日本トップ3の山々の共演を満喫。

・中央アルプスの木曽駒ヶ岳では、日本一の高低差(950m)を誇るロープウェイで空の高みへ登るも、濃い霧に阻まれ、予定の変更を強いられる。

・八ヶ岳連峰の蓼科山(たてしなさん)ではテント場が水没していたり、チケットを購入した翌日にロープウェイが運休したり、予期せぬアクシデントが良い経験に。

・穂高が参加を予定していた2020年の東京マラソンは、新型コロナウイルスの影響で一般参加中止に。次に目指したのは草津白根山。だるま弁当の容器で綺麗な雪だるまをつくり、記念撮影。

・新型コロナウイルスの緊急事態宣言と異例なほど長かった梅雨が明けて、久しぶりに登山できたのは御嶽山(おんたけさん)。2014年に噴火し多くの犠牲者を出したこの山は、信仰の聖地でもあった。

天候やアクシデントに振り回されるからこそ、すべてのエピソードが1度限りのドラマ。

「日本百名山」の制覇に挑む、穂高の一大登山記録!