百名山ピークハント Vol. 7

登山写真家・穂高が「日本百名山」をひとつずつ攻略する、「百名山ピークハント」シリーズ。その第7巻となる本書には、31座目から35座目までの5座を収録している。

・10年前に悪天候で登頂を断念した穂高岳は、穂高の名前の由来でもある特別な山。この日本第3位の高峰の頂上で彼を待っていたのは、荘厳なご来光だった。

・穂高岳から槍ヶ岳へ、国内屈指の難易度と言われる、一歩たりとも踏み外せない断崖絶壁をいのち懸けで縦走した果てに、穂高はふたたびご来光の格別な瞬間を満喫した。

・新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除された時期に登頂したのは、福島県のシンボルのひとつである独立峰・磐梯山(ばんだいさん)。厳冬期にしか見られない氷瀑“イエローフォール”の横を穂高は果敢に登る。

・1年遅れで2021年に開催された東京オリンピックの期間中に訪れたのは、乗鞍岳(のりくらだけ)。日本一高い場所にあるバスターミナルへ向け、穂高は「ご来光バス」に乗り込み、山頂では幻想的なブロッケン現象も体験する。

・北アルプス唯一の活火山である焼岳(やけだけ)では、噴煙と硫黄の中を登頂し、下山後に希少な蝶の収集家と交流できたことも、印象的な想い出に。

巻末特別付録として、新型コロナウイルスのパンデミックで2年延期となっていた東京マラソンに穂高が出走した時の充実の記録、「東京マラソン体験記」も収録。

「日本百名山」の制覇に挑む、穂高の一大登山記録!